大矢貞男のジャズバイオリン教室  

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 当サイトでご覧いただいておりました
 「ジャズバイオリン教室 1〜5」は
 引き続き下記でご覧いただけます!
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 Sadao Ohya お気に入りのアーティスト

STUFF SMITH(スタッフ・スミス)
ステファンイメージ

やはりジャズバイオリンの第一人者と言えば、この人を置いて他にいないでしょう。なぜならその当時のエディ・サウス、ジョー・ベヌ-ティーの演奏はラグタイム風でクラシックバイオリンの延長でスイング感があまりなく、またステファン・グラッペリーはジャンゴとやり始めた頃は、クラリネット風の演奏でありやはり、まだクラシックが抜けていない。

しかしスタッフ・スミスは前の三人とは全然違う奏法で、ブルージーかつスイング感溢れる演奏をしていた。しかし何故あれ程スイングするのか、(実際演奏している所を一度も見ていないので、技実面はよく分らないが)やはり黒人の持つソウルから湧き出るブルース感による所が大きいと思われる。

よくコピーして弾いてみたが、絶対にスタッフ・スミスのような感じは出せない。使っている音とかフレーズは結構簡単で決して難しい事は弾いていないのだが、あの引きずるようなスイング感はでない。

弾いている音数が少なければ少ないほどニュアンスを出すのは難しい(音数が多ければ多少はごまかせるが)です。少ない音で表現できれば、それが一番最高なのですが、みんなそれが出来ずに音を沢山うめて行く、それだけスタッフ・スミスの演奏は完成され、なおかつ再現が困難なジャズバイオリンと言えます。

奏法的な面で見ると、彼のビブラートは手首でかけるのでなく指を大きく揺らしてかけていると思われます。また音は、一音一音め一杯(小節からハミ出るぐらい)延ばして弾き、
少し遅れたようなタイム感をだしているので、楽曲の中ではゆったりとしたスイング感になっている。まだまだ書きたいのですが、この辺にして『VIOLIN SUMMIT』や『VIOLIN NO END』で、グラッペリーやポンティーと一緒に演奏しているので、聞き比べればよく分ると思います。

やはり僕の中では、スタッフ・スミスはNO.1ジャズバイオリニストです。


JEAN-LUC PONTY (ジャン・リュック・ポンティー)
ポンティイメージ

ジャズバイオリンと云っても、スイングやビバップでなく『ジャズバイオリン界のジョン・コルトレーン』と云われたぐらい、コルトレーンに影響されハードなジャズをエキセントリックに演奏しまくっていた。

当時は、バイオリンでここまでやれるのと只々驚くばかりでした。それから時代が、ハードジャズからフュージョンに移ると、ポンティーも色とりどりの(バーカスベリー)エレクトリック・バイオリンに持ち替え、モードぽいオリジナルを中心にしたフュージョンバンドで登場して、ポンティーサウンドを確立していった。

その時のソロは洗練されていて、ジャズぽさなど全然なく(ただしバイオリンの持つ可能性をどんどん追求している)一つの作品として完成度を求めていたと思う。最近は、アコースティック・バイオリンに戻り、ジャズの人達と演奏しているので、その内スタンダードジャズ・アルバムでも作ってほしいですね。

ポンティーの入っているアルバムで、ジャズナンバーを演奏しているのは『VIOLIN SUMMIT』ぐらいでしょう。中でもB面の一曲目(LP盤なので)デューク・エリントン・ナンバーの
『IT' DON'T MEEN A THINGS』まず始めに、STEPHANE GRAPPELLI 続いてSVEND ASMUSSEN
次に火の出るような PONTY のソロ、そして最後にSTUFF SMITHが淡々とスイング して行く・・・・なんと豪華なアルバム!
これに JOE VENUTI でも参加していたら云う事なしだったのに、残念です。(しかしこの時のグラッペリーとポンティーは、はっきり言って凄いです。お互いフランス人同士で、火花を散らし合っていたのでしょうか?)確か全員のアドリブをコピーをしていて、ポンティーの何ケ所かはコピー出来なかったのを覚えています。

この人の演奏はフレーズの難解さもありますが、リズミックなフレーズを多く使っているので、弾きこなすのはかなり難しいです。(ビデオで弾いているのを見ても、かるく弓を使っているのに出て来る音は、凄いリズムなのです)まあバイオリンで出来そうな奏法をすべてやったのではないでしようか。そしておそらく彼が出てこなければ、他のジャンル(特にロックやフュージョン系)にバイオリンと言う楽器をここまで持ち込まれる事はなかったであろう。

 Sadao Ohya おすすめアルバム

『Flamingo』:1995年パリ録音
Stephane grappelli &Michel Petrucciani DREYFUS JAZZ (FDM 36580-2)
CDイメージ

 
< 曲名>
1. These Foolish Things/4:32
2. Little Peace in C Foru/3:04
3. Flamingo /4:09
4. Sweet Georgia Brown 5. I Can't Get Started/5:09
6. I Got Rhythm/5:51
7. I Love New York In June/3:46
8. Misty/6:57
9. I Remember April/5:17
10. Lover Man/6:17
11. There Will Never Be Another You/3:58
12. Valfe Du Passe/2:00

< メンバ->
(Vl)-STEPHANE GRAPPELLI
( P) -MICHEL PETRUCCIANI
(Bs)-GEORGE MRAZ
(Dr)-ROY HAYNES

ジャズバイオリンの第一人者STEPHANE GRAPPELLIとモダンジャズ界の小さな巨人MICHEL PETRUCCIANI、二人のフランス人による華麗でダイナミックな演奏を聞かしてくれる
『FLAMINGO』を紹介します。

バックは、バカテクのべ-シストGEORGE MRAZとドラムのROY HAYNES以上のメンバ-でジャズスタンダ-ドナンバ-11曲と最後はたぶんグラッペリ-のオリジナルと思われる(どこにもクレジットがないので)1曲。

残念な事に二人とも3年前ぐらいに亡くなっているので、1995年の録音と言うとグラッペリーが87才の時、なんでこんな凄い演奏できるのとただただ驚くだけです。(ニュースステーションでグラッペリ-を見た時も驚いた、車いすに乗って出て来たよぼよぼのグラッペリ-おじいさんが、バイオリンを持ってマイクの前に来た瞬間『I GOT RHYTM』をすざましいテンポで弾きまくっていた)

さてなぜこのCDを取り上げたのかと言うと、アプロ-チの全く違う二人が共演している所が面白い。GRAPPELLIと言えばスタイルはSWING JAZZ、一方PETRUCCIANIはモダンジャズバリバリのピアニィスト。選曲も古い有名な歌ものが多く、アドリブソロも短くて録音も良いしバラード有りアップテンポ有りで全体的にバランスのとれた最高のアルバムだと思います。(実はMICHEL PETRUCCIANIのファンなもんで)

演奏の方はと言えば、STEPHANE GRAPPELLIはいつものようにグラッペリー節で華麗で小粋にスイングして独自の世界を聞かしてくれる。(しかしよく手なりのフレーズばっかりで、これだけ聞かせるよなぁ・・・・さすがです)それに対してピアノは、グラッペリーに反応してスイングぽいフレーズを弾いたり、間の手を入れたかと思うとすぐに自分の世界に戻ったりして、よく聞いていると大変面白いし勉強になります。

と言う事で、持っていない人はどこかで見つけたら買って聞いてみて下さい。


『THE RITE OF STRINGS』:1995年録音
I.R.S.RECORDS( 7243 8 34167 2 1 )
CDイメージ

< 曲名>
1.INDIGO(AL DI MEOLA)
2.RENASSAINCE(JEAN-LUC PONTY)
3.SONG TO JOHN(STANLEY CLARKE/CHICK COREA)
4.CHILEAN PIPE SONG<(AL DI MEOLA)
5.TOPANGA(STANLEY CLARKE)
6. MOROCCO(AL DI MEOLA)
7.CHANGE OF LIFE(JEAN-LUC PONTY)
8.LA CANCION DE SOFIA(STANLEY CLARKE)
9.MEMORY CANYON(JEAN-LUC PONTY)

< メンバー>
Acoustic Bass:STANLEY CLARKE
Acoustic Guitars:AL DI MEOLA
Acoustic violin:JEAN-LUC PONTY

ジャズ界のバカテク三人衆による全曲オリジナルアルバムです。全員アコースティック楽器(ギターだけはオベーションで、一部ミディー使用でダビングしている)でやっているのが嬉しい。しかしよくリズム楽器(ドラムやパーカッション)なしで、これだけのバリエーションに跳んだリズミックな演奏が出来るのは、さすがに凄いです。

スタンリー・クラークのベースは野性味溢れ普通のジャズベーシストでは出せないリズムを
たたき出し、ディメオラはミディーオベーションを駆使してそしてポンティーはクールに演奏する、非常にクオリティの高い作品です。ポンティーのソロは最近特に、無駄な音を省き洗練された構成でゆったりと流れ、それでいてリズムは鋭くなおかつ緊張感漂う演奏です。

このメンバーのライブを、WOWOWで見ましたけど演奏内容はCDとほぼ同じでした。ただディメオラだけは独り違っていました(さすがラテン人)、ポンティーはCDで演奏してるアドリブとほとんど同じ事を弾いてました。アドリブも考えて作りあげ、ライブでも全く同じ事を弾く。そうなんです彼は完璧主義者なのです。

たまには昔みたいなエキセントリックなソロを聞かして欲しいと思います。三人のオリジナル曲だけで構成されているこのアルバムなんですけれど、そんなに難解さはなく(コピーしていないのでよくは分らないですけど)結構聞きやすくてリズムが気持ちいいと思います。

と言う事で、久々にこの手の音楽(フュージョンぽいやつ)で、感動さしてもらった一枚です。

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